こんにちは!LinkStudy不動産関連資格講座の記事執筆を担当しているREIKAです!
土地家屋調査士講座の資格を取りたいと思っている人のなかにはアガルートの土地家屋調査士講座の受講を検討している人もいるはず。
そこでここでは、アガルートの土地家屋調査士講座について徹底調査。気になる口コミや評判、教材内容や学習の進め方はもちろん、受講するうえで気をつけておきたいことなどもシェアします。
アガルート土地家屋調査士講座とは?どんな講座か
アガルートの土地家屋調査士講座は、調査士試験や法律の学習経験がない初学者でも本試験合格を目指すことができる講座。
学習期間に関しては約半年から〜1年間(個人差あります)。短期集中で効率よく合格!というよりは「時間をかけてじっくりコツコツ学んで確実に合格したい」という人に適しています。
教材は紙媒体のテキストと問題集を使用。そこにオンラインで視聴可能な講師の動画講義を併用して学習を進めていきます。
動画講義はスマホやタブレット、PCで視聴が可能。忙しい人でも通勤通学時や休み時間など、隙間時間を使って勉強できるよう工夫されています。講義中にテキストのPDFも表示されるのでテキストを持ち歩く必要もありません。
また、アガルートの土地家屋調査士講座の受講者合格率は56%!ふたりにひとり以上合格している点も魅力です。
受講料も大手資格予備校よりもリーズナブルに設定されているうえ、合格時返金制度もあり、初期費用を抑えたいという人にも多く選ばれています。
★【2022年度】アガルート土地家屋調査士講座の基本情報
講座名 | 価格 | 教材内容 |
---|---|---|
入門総合カリキュラム | 217,800円(税込) | 合格総合講義、択一式過去問解説講座、記述式過去問解説講座、新・定規の使い方講座、[中山式]複素数計算、実践答練、質問制度 |
入門総合カリキュラム+定期カウンセリング | 382,800円(税込) | 入門総合カリキュラムの教材に講師による定期カウンセリング(月1回)がプラス |
中上級総合カリキュラム | 327,800円(税込) | 合格総合講義、択一式過去問解説講座、述式過去問解説講座、新・定規の使い方講座、[中山式]複素数計算、実践答練、『法改正対策』過去問解説講座、書式ひな形対策講座、不動産登記法総論(狙い目論点)講座、記述式計算ステップ講座、質問制度 |
中上級総合カリキュラム+定期カウンセリング | 547,800円(税込) | 中上級総合カリキュラムの教材に講師による定期カウンセリング(月1回)がプラス |
アガルート土地家屋調査士講座の学習の進め方と教材内容を徹底調査!
アガルート土地家屋調査士講座の教材内容を、学習の進め方も含めて徹底調査しました。どんな流れで学習を進めていくのかをわかりやすく説明していきます。
まずはじめにテキストを読む
アガルートの土地家屋調査士講座では、まずはじめに試験範囲の全体をインプットするところからスタート。まずはテキストを読みます。
テキストは「民放」と「不動産登記法・土地家屋調査士法」の2冊。動画講義も併用してインプットをします。
こちらは土地家屋調査士を目指す人の多くが苦戦する「民放」テキストサンプル。フルカラーテキストではあるものの、色合いは落ちつていて見やすいです。
重要箇所を色付きテーブルで囲ってまとめてあり、見やすくスラスラと読みやすくなっています。
テキストを一通り読んだあとは、動画講義を見てしっかりと理解を深めていきます。
テキストサンプルは他にも公式サイトにて見ることができます!
動画講義ではテキスト内容をさらにわかりやすく噛み砕いて解説
テキストを読んで、内容を大まかに確認したあとに動画講義を拝見します。動画講義時間は約80時間。時間をかけて根気よくコツコツと学習を進めていく必要があります。
土地家屋調査士講座では、土地家屋調査士試験にて全国総合1位合格を果たした経験のある中山祐介先生が講師を担当。若い先生ならではの元気で楽しい講座でわかりやすいと受講生からも好評です。
↓こちらは、先ほどの「民放」テキスト部分の動画講義。例え話を交えつつわかりやすく説明してくれるので、読んだだけではよくわからなかった部分も明確にイメージして理解できます。
テキストや講師との相性は人それぞれなので、サンプルテキストや動画をしっかり見たうえで受講を決めた方がいいでしょう。
インプットを終えたら問題集を解いてアウトプット
インプットの次は問題集を解いて本試験で答えられる力を身につけます。
アガルートの土地家屋調査士講座では主に過去問を使用。「択一式過去問題」「記述式過去問題」の2つの問題集を使用します。
まずは「択一式過去問題」を解いて知識を定着。択一式過去問題に慣れてきたら、「記述式過去問題」も併用しながら本番で点数を稼げる知識とテクニックをつけていきます。
過去問を解いて、解説を見ても理解できないという事態を防ぐために、問題集には講師による「解説講座」もついています。
試験1〜2ヶ月前には、本試験形式の「実践答練」で自分の学力を再確認。こちらは過去問ではなくアガルートオリジナルの答練です。間違えた部分は過去問を併用して、学習のスキなく徹底して学びます。
記述式問題対策のサブ教材も充実!
記述式問題で出題される、作図と複素数計算は過去問だけを解いても身につかないもの。
そこで役立つのがサブ教材&講座として「新・定規の使い方講座」と「【中山式】複素数計算講座」です。オリジナル三角定規付なので定規を買い足す必要もありません。
どちらも中山先生による動画講義付で、記述式問題を効率的に素早く回答するための知識&テクニックを学べます。
学習フォロー制度について
学習を進めていくなかで、わからない部分が出てきたときは、アガルートのフェイスブック非公開グループで講師に直接質問することができます。
質問には講師が答えてくれるのはもちろん、他の受講生の質疑応答を共有したり受講生同士議論をすることも。オンライン上ではあるものの、講師や受講生と切磋琢磨しながら学習を続けられるよう工夫されています。
質問回数は無制限で発言回数も制限がありません。うまく利用すれば受講者同士でつながることも可能です。
オプションで定期カウンセリングを受けられる
アガルートの土地家屋調査士講座の「入門総合カリキュラム」を受講した人に限り、月1回、電話にて講師に直接質問や相談ができるサービスがあります。
カウンセリングでは学習の進捗状況や学習における悩みを聞いたうえで、どう学習を進めていけばいいのか、どのような学習スケジュールで勉強していけばいいのかを提言してもらえます。
定期カウンセリングはオプションサービスで、教材と動画講義にプラスして約15万円ほどコストがかかります。
学習期間が1年であれば12回カウンセリングを受けることが可能なので、1回あたりの相談料金は12,500円ほど。
これを安いと捉えるか高いと捉えるかは人それぞれではありますが、口コミや受講者の声を聞いてみると、ほとんどの人が定期カウンセリングを受けている印象です。
カウンセリングを受けられる時期は決まっており、2021年10月〜2022年10月までです。また、カウンセリングサービスを利用する際は事前予約が必要です。
アガルート土地家屋調査士講座の口コミ&評判
アガルート土地家屋調査士講座の口コミや評判をSNSやYahoo!知恵袋で調べたのですが、アガルートよりも特定の予備校のことを絶賛したスパム的なコメントが多く、受講者のコメントを見つけるのに苦労しました。
そんななかでも、今回いくつか受講者&受講経験者のコメントを見つけることができましたのでご紹介します。
アガルート土地家屋調査士講座の口コミ1・講師が熱血な人で楽しく学べた
下記コメントのように、中山先生の講義で楽しく勉強を勧められたという声がありました。テキストの訂正は少なくなかったものの、訂正に対する回答は親切だったし、質問内容にも丁寧に答えてくれるようです。
予備知識なくアガルート受講していました。講師が熱血な方で予備校講師の中では若手と言うこともあってか楽しみながら受講できました。
あえて言うならテキストの訂正も少なくなく試験に出そうな条文や申請に特化傾向があるように思いました。(2020年時)
ただ、受講生が指摘したテキスト訂正に対する姿勢、質問回答は好感をもちました。個人の結論としては受講されてよろしいかと思いますが、学習が進むと若干ですが物足りなさを感じるかな?と思います。Yahoo!知恵袋から引用
アガルート土地家屋調査士講座の口コミ2・カウンセリングのおかげで頑張れる!
月1回のカウンセリングが励みになるという声も。通信講座でありながら直接講師に相談や質問できる点は、アガルートの土地家屋調査士講座の最大の強みであると言えます。(カウンセリングは有料ですが)
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アガルート土地家屋調査士講座の口コミ3・映像講義で効果的な学習方法を教えてくれる
映像講義では、テキストに記載してある内容を噛み砕いて説明してくれるうえに、効果的な覚え方や学習方法を教えてくれるという声もありました。
独学だと「この学習方法でいいのだろうか」と迷ってしまうもの。そんな悩みも映像講義を聞けば解決できます。
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アガルート土地家屋調査士講座の受講料金は?
アガルートの土地家屋調査士講座の受講料は、教材と映像講義のみの「入門総合カリキュラム」が217,800円(税込)、カウンセリングサービスをつけた「入門総合カリキュラム+定期カウンセリング」が382,800円(税込)となかなかのお値段です。
ちなみに、土地家屋調査士試験の学習経験がある人向けの「中上級総合カリキュラム」は327,800円(税込)、カウンセリングサービス付の「中上級総合カリキュラム+定期カウンセリング」は547,800円(税込)。学習経験者向けの講義のほうが教材や講義内容が多いこともあり高額に設定されています。
しかしながら競合の大手予備校の同じような講座に比べると実は価格は安めに設定されています。
たとえば、資格予備校の大手スクールLECの「初学者向け 土地家屋調査士合格コース」の受講料は319,000円(税込)2021年9月末まで10%引の287,100円(税込)で販売していますが、それでもアガルートの「入門総合カリキュラム」に比べると割高です。
また、東京法経学院の通信総合コースは342,100円〜です。こちらも適宜割引になる時期があるようですが、割引を適用させてもアガルートの入門総合カリキュラムよりは割高になります。日建学院のWeb本科コースも451,000 円(税込)とこちらもかなり高いです。
あとで詳しく説明しますが、アガルートの土地家屋調査士講座の「入門総合カリキュラム」は、合格者には受講料が全額返金される制度もあります。
なるべく初期費用にお金をかけたくない人や、合格して受講料を取り返したいと考える人にはアガルートの講座はおすすめであると言えます。
★他スクールの通信講座との価格比較表
スクール名 | 価格 |
---|---|
アガルート | 217,800円(税込)〜 |
LEC | 319,000円(税込)〜 |
東京法経学院 | 342,100円(税込)〜 |
日建学院 | 451,000円(税込) |
アガルート土地家屋調査士講座の割引情報
アガルート土地家屋調査士講座では、アガルートで他の講座を受講したことがある人や、特定の資格を取得している人、前年度の土地家屋調査士講座を合格した人を対象とした割引制度があります。
割引制度に該当しているかどうかは、公式サイトからお問い合わせができます。
なお、キャンペーンなどで割引価格になっているときは、そのキャンペーン価格から割引されます。ですが、割引制度の併用はできませんので注意してくださいね。
20%割引で受講できる制度 | 再受講割引制度、他校乗換割引制度 |
10%割引で受講できる制度 | 家族割引制度、他資格試験合格者割引制度、本試験受験経験者者割引制度 |
5%割引で受講できる制度 | 測量士補講座受講生割引制度 |
土地家屋調査士試験に合格すれば全額返金してもらえる
先ほどの比較表にも記載しましたが、アガルートの土地家屋調査士講座では、受講年度の試験を見事合格すると受講料金が返金されます
しかし、ただ合格をすれば自動的にお金が返ってくるわけではなく、合格通知書と合格体験記の提出、合格者インタビューに出演する必要があり少し面倒です。
合格インタビューに出演するのがイヤという人は、インタビューに出演する代わりに顔写真を送付すれば、お祝い金5万円が支給されます。
顔出しや顔出し動画を公式サイトにて晒されたくない人は、返金を受ける際はこの点に注意しておく必要があります。
アガルート土地家屋調査士講座のデメリット&気をつけたいこと
オンラインの機能はあまり充実していない
アガルートの土地家屋調査士講座は、オンライン環境で見られる動画講義が充実している点が大きなメリットとなりますが、基本的には紙のテキストを読んで学習を進めて行きます。
テキストや問題集は厚みがありかさばります。そのため、それらを置くスペースを確保する必要があります。
動画講義ではテキストのPDFが適宜出てはきますが、最終的には紙のテキストをしっかり読み込んで学習する必要があります。
紙媒体のテキストのほうが学習しやすい人には向いていますが、スマホやタブレットを駆使してテキストをPDFで見ながら学習したいという人には不向きな講座であると言えます。
アガルート土地家屋調査士講座は以下のような人におすすめ!
アガルート土地家屋調査士講座を徹底調査してみて、以下のような人におすすめであることがわかりました。
- なるべく安い金額で学びたい(合格した暁には全額返金してほしい)
- 隙間時間を有効活用しつつ学習をすすめたい
- 通信でも楽しくわかりやすい授業を受けたい
- 自宅などでじっくり&コツコツ学習を積み重ねることが苦にならない
アガルートの土地家屋調査士講座を受けて、2022年度こそ難関である本試験合格を叶えてみてはいかがでしょうか。