2019年、新たな在留資格「特定技能」が開始され、欠かせない存在となりつつある「外国人就労者」。期待や注目を集めるいっぽうで、外国人就労者と対面で話ができなかったり、打ち解けられないがために信頼関係が得られず業務に支障をきたし、苦悩されている人も多いのが現状です。
そんな現状を打破するために、必要なスキルが身につく「異文化コミュニケーション認定講座」。講座内容や口コミ、講座修了後は資格をどんなふうに役立てられるのかと気になっている人も多いはず。
そこでここでは、「異文化コミュニケーション認定講座」について、講座内容や取得可能な資格などを独自に徹底調査してみました。「異文化コミュニケーション認定講座」が少しでも気になっている人はぜひ参考に読んでみてくださいね。
\毎月先着20人まで特別価格で受講可能!/
異文化カウンセラー認定講座とはどんな講座?
異文化カウンセラー認定講座は、異なる文化や生活風習を持つ人たちへの理解を深め、多様性を尊重しながらいい関係を育むスキルを磨くことができる日本唯一の講座。
空いた時間など自分の好きなタイミングで学習できる通信制講座。受講資格もないので、受講料を支払えば誰でも学びはじめられます。
受講内容の詳細は御述しますが、カウンセリングや心理学の基本やテクニックを最初に学んだあとに、異文化理解やカウンセラーとしてのスキルを学んでいくので、今までカウンセリングや心理学などを全く学んだことがない人でも安心して学ぶことができますよ。
異文化カウンセラー認定講座のミッションは、以下のとおり。日本に住む外国人とのコミュニケーションに役立つのはもちろん、自分と異なった考えを持つ人全員とコミュニケーションを取るための能力を身につけることができる講座であるといえます。
異文化カウンセラー認定講座で学ぶ内容について
異文化カウンセラー認定講座では、以下のカリキュラムを、1ヶ月〜2ヶ月程度(学習目安期間)で学びます。受講期間や学習ボリュームとしてはあまり多くの時間はかからない講座であるといえます。
各章ごとに理解度テストがあり、提出する必要があります。テストをすべて提出すると認定試験の案内が届きます。
認定試験は、テストではなくオンライン通話で日本語が話せる外国人スタッフとの模擬面接を行います。外国人スタッフにクライアントの役を演じてもらい、カウンセラーとして話し、そのときの様子を審査&採点されます。いわばカウンセラーとしての実技試験といったところですね。
模擬面接後約1ヶ月後に、合格者には異文化カウンセラー認定証が送られます。
異文化カウンセラー認定講座のカリキュラム
第1章:カウンセリングの基本 | カウンセラーとは?援助者としての基本姿勢からカウンセリングにおけるゴール設定やプロセスについて学びます。 |
---|---|
第2章:聴き方のテクニック | パッシブ(受動的)リスニング、アクティブ(積極的)リスニング等のテクニックを織り交ぜながら結果に繋がるカウンセリングの手法と包括的な問題解決について学んでいきます。 |
第3章:心理学と精神医学の基礎知識 | 専門機関との連携を図るためには身近な精神疾患について基礎知識を持ち、早期に兆候を掴めるようにしておくことが望ましいと言えます。 |
第4章:異文化カウンセラーに期待されること | 外国人人材受け入れの現場から実際にどんな支援が求められているのかをお伝えします。この章では特に実際に活動する際のイメージを膨らませながら学習を進めてください。 |
第5章:異文化カウンセラーの活動規範と倫理 | 異文化カウンセラーとして誇りを持って活動していただくために。判断に迷うような場面でもこれだけ覚えれば行動を選択できる「SCEF(シェフ)」の4原則を定めました。 |
第6章:異文化理解〈前編〉 | 私たちは個々の持つパーソナリティの他に、より深い意識しない部分で環境や文化の影響を受けています。これらの違いを否定することなく理解するための基礎知識を学びます。 |
第7章:異文化理解〈後編〉 | 6章で学んだことをベースに、私たちの隣人が大切にしている価値観を理解し、敬いながら異文化と協調していく方法を探ります。 |
第8章:育成とフィードバック | この章では、上司、同僚としての心構えと実際に“人を動かす”方法について学びます。職場はもとよりご家庭や地域、コミュニティでも役に立つアイディアが満載です。 |
第9章:職場環境とこれからのダイバーシティ | 外国人人材を迎え入れる職場の人事担当者が押さえておくべき労務管理の基礎知識と多様な人材が柔軟に働ける職場づくりについて考えます。 |
第10章:異文化理解を高めるための実践課題 | アジア料理を食べに行く、アジア人の友達を1人作る、など実践的な活動に加えて活動に関するレポート提出や面談などを行いコミュニケーションスキルを確認します。 |
※カリキュラム内容は変更となることがございます。
異文化カウンセラー認定講座で取れる資格
異文化カウンセラー認定講座をすべて受講し、認定試験をパスすると、国際コミュニケーション支援協会より、以下の投稿の写真のような「異文化カウンセラー資格証」が発行されます。
この投稿をInstagramで見る
資格証があることで、異文化カウンセラーとして活動をすることが可能。履歴書に記載することもでき、外国人や自国と異なった文化を持った人々とのコミュニケーションスキルを持っていることの証明もしやすくなりますよ。
また、会社組織に属さず異文化カウンセラーとして独立し、個人事業主としてオンラインツールなどを使って外国人就労者の相談にのるなどの活動をしている人もいます。
異文化カウンセラー認定講座の受講料は?
受講料は、毎月先着20人限定で、165,000円(税込)です。(受講費、理解度試験費、認定試験費をすべて含む)
受講者が20人を超すと、全部で220,000円(税込価格。受講費、理解度試験費、認定試験費をすべて含む)となってしまいますので、受講をするならば、月初の段階でに早めに応募をしたほうがいいでしょう。
資格の更新の際に別途11,000円(税込)がかかります。資格の有効期間は2年間。2年に1度更新が必要になる点は資格を取得する前に留意しておきましょう。
異文化カウンセラー認定講座を受講するメリットとは?
異文化カウンセラー認定講座を受講することで得られるメリットや、どのような場面で活かせるのかについてかんたんに説明します。
外国人の採用・人材管理に関わる場面で役立つ
「どうせ言ってもわからないだろう」「機械のように一定のことだけやってもらえればいい」と考え、外国人の文化を理解しようとしない人事・管理職も多いのが今の日本の現状です。
これからの時代、外国人就労者を採用する人事部や、外国人就労者を管理する立場の管理職では、外国語など外国人とのコミュニケーションスキルと合わせて、文化の多様化を受け入れる寛容な姿勢が必要となります。
異文化カウンセラーの資格を取得することで、「私は外国人就労者とも理解しあい、コミュニケーションができる」ことの証明になり、重宝されるようになることでしょう。
異国の文化風習を受け入れ理解することができるようになる
来日する外国人は年々増え続けているものの、島国である日本では、外国人の持つ文化風習を理解するのはたやすいことではありません。
そんな彼らの文化風習を受け入れ、話を聞くことで相手も心を開き、信頼関係を築くことができるようになります。外国人労働者と必要以上に仲良くなる必要はありませんが、一緒に仕事をしていくなかで、ある程度の信頼関係は必要不可欠です。
また、異国の地で頑張る外国人就労者にとっても、自国の言葉、文化風習を理解してくれる日本人の存在は大いに励みになり、お互いに助け合おう、頑張ろうという気持ちを持てるようになります。業務改善にも多いに役立つ資格であるといえます。
異文化カウンセラー認定講座の口コミ・評判は?
異文化カウンセラー認定講座の口コミや評判をインターネットやSNSにて調べてみたのですが、まだ開講したばかりの新しい認定講座であることもあり、口コミや評判につながるようなコメントは見受けられませんでした。
認知度が高まり開講者が増えてきたら口コミも出てくるかと思います。口コミや評判は随時調査しておりますので、参考になるようなものがあればあらためて掲載いたします。
異文化カウンセラーはこれからの社会に必要とされる資格
冒頭でも書きましたが、特定技能が開始されたこともあり、日本で働く外国人就労者は確実に増え続けていきます。そして外国人の労働力は今後の日本にとって必要不可欠な存在となることは間違いありません。
外国人とのコミュニケーション能力を上げることは、今後のビジネス展開において重要なことであると言えるでしょう。
異文化カウンセラー認定講座を受講して、外国人就労者ともうまく付きあえるスキルを身に付け社会に役立ててみてくださいね。