こんにちは!LinkStudyでは国家資格系講座の記事執筆を担当してるYOSHIEです!
司法試験予備試験に挑戦しようとしている人の中には、アガルートの予備試験1年合格カリキュラムの受講を検討している人も多いはず。
そこで今回は、はじめて司法試験予備試験に挑戦する人向けの「予備試験1年合格カリキュラム」講座について徹底調査してみました。気になる受講者の口コミや評判、教材や講座内容についてわかったことをシェアします。
アガルート予備試験1年合格カリキュラムとはどんな講座か?
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アガルートの予備試験1年合格カリキュラムは、必要最低限の学習時間で合格に必要な知識を身につけることに特化した新進気鋭の通信講座。予備試験の受験&学習経験がない初学者を対象としています。
予備試験とはそもそも「法科大学院修了者と同等の学識及びその応用能力並びに法律に関する実務の基礎的素養を有するかどうかを判定する」(司法試験法5条)ためのもの。司法試験の受験資格を得るためには、この予備試験を合格しなくてはなりません。
予備試験を合格するために必要な学習時間は、最低でも3,000時間だと言われています。3,000時間学習するとなると、ふつうに勉強しても、1年間1日も休まずに8時間学習しても足りない計算になります。
そこでアガルートでは、フルカラーで読みやすいオリジナルテキストや司法試験合格者であるプロ講師によるオンライン講義を充実させ、学習時間を大幅に削減することに成功。初学者でも約1年〜2年間という短期間で難関の予備試験に合格するための知識やスキルを身につけることができます。
そのため、学習時間が取りにくい社会人や主婦の受講者がとくに多い点も他スクールにはない大きな特徴です。
教材内容や学習サポートサービスについては、このあともう少し突っ込んで説明していきます!
★アガルート予備試験1年合格カリキュラムの基本情報(※2021年9月時点)
カリキュラム名 | 受講価格 | 学習時間 |
---|---|---|
【2022年合格目標】予備試験1年合格カリキュラム | フルカリキュラム:932,800円(税込) | 約700時間 |
ライトカリキュラム:591,360円 | 約500時間 | |
ライトカリキュラムマネージメントオプション(通信指導):1,017,940円 | ||
【2023年合格目標】予備試験1年合格カリキュラム | オプション無し:714,560円 | 約850時間 |
マネージメントオプション付(通信指導):1,384,460円 | ||
マネジメントオプション付(ラウンジ):1,865,710円 |
アガルート予備試験1年合格カリキュラムの講座一覧
- 総合講義300
- 論文答案の「書き方」(オンライン添削付き)
- 重要問題習得講座(オンライン添削付き)
- 予備試験論文過去問解析講座
- 旧司法試験 論文過去問解析講座
- 短答知識完成講座Ⅰ
- 短答知識完成講座Ⅱ
- 短答過去問解析講座
- 法律実務基礎科目対策講座
- 一般教養科目対策講座
- 選択科目対策講座
- 予備試験答練(オンライン添削付き)
- 法律実務基礎科目答練(オンライン添削付き)
- 論証集の「使い方」
ライトカリキュラムでは旧司法試験 論文過去問解析講座の提供は無し。短答知識完成講座Ⅱ、短答過去問解析講座はテキストのみの提供となり動画講義はありません。(フルカリキュラムには動画講義がつきます!)
アガルート予備試験1年合格カリキュラム講座の詳細
アガルートの予備試験1年合格カリキュラムの教材や学習サービスは、どんな感じなのでしょうか?初学者目線で気づいた特徴やメリットについてまとめました。
予備試験1年合格カリキュラム講座で扱うテキストについて
アガルートの予備試験1年合格カリキュラム講座では、アガルート講師により監修された完全オリジナルテキストを使用。
インプット講座には、「総合講義300」「短答知識完成講座」「法律実務基礎科目対策講座」「一般教養科目対策講座」があります。
「総合講義300」と「短答知識完成講座」では「民放」「商法」「民事訴訟法」「刑法」「刑事訴訟法」「憲法」「行政法」の7科目分のテキストを使用します。
こちらに加え、過去問や答練、論証・論文を書くためのアウトプット講座や解説講座に使う問題集やテキストなどを入れると50冊以上になります。
PDFなどオンラインでの配布はほぼありませんので、テキストを置くスペースを確保しておく必要があります。
アガルートのインプット講座のテキスト内容ですが、基本的にフルカラーで記載されており、法律を学んだことがない人でも読みすすめやすいよう工夫されています。(一部フルカラーではないテキストもあります)
↓こちらは「総合講義300」の民放のサンプルテキストの一部。頭のなかでイメージしやすいよう図解やイラストも適宜記載されています。
↓抽象的な規定の多い債権総則ですが、事例や判例を適宜用いながら債権総論における解釈論を学べます。
公式サイトでは、より多くのサンプルテキストを拝見することができますので、受講前にテキスト内容を確認しておくといいでしょう。
※アガルートの総合講義300の詳細については以下の記事をご覧ください↓
オンライン映像講義が充実
アガルートの予備試験1年合格カリキュラムでは、オンライン上で動画講義を視聴可能。時間や場所を選ばず自分の好きな時間に講義を見ることができます。
講義時間は短めに設定してある(大抵の動画は30分前後)ので隙間時間で見終わります。
総合講義300と短答知識完成講座、過去問解析講座など、半分以上の講座の動画講義をアガルートアカデミーの社長である工藤北斗氏が担当しています。
工藤氏は、慶應義塾大学法科大学院既修者コース修了したその年に司法試験に合格した実績を持ち、その後は大手資格予備校の司法試験講座の講師として活躍していた経験があります。
工藤氏の動画講義の一部は、無料でYouTubeで見ることができます。テキストをただ読み上げるような講義ではなく、自分の言葉で例え話を交えながらわかりやすく解説する様子が動画からわかります。
論文講座や答案練習会では添削指導も受けられる
「論文答案の書き方」「重要問題習得講座」「予備試験答練」「法律実務基礎科目答練」以上4講座では、答案をオンライン上で提出し、講師による添削を受けることができます。
添削問題の総数は約100問!のちほど説明するマネージメントオプションをつけると添削問題は150問にもなります。
オンライン添削問題は、まずは問題を解き、答案に答えを記載。その後答案をスキャナー等でPDF化(またはWordファイルに記載)して、予備試験講座の受講者専用サイトから提出します。
添削に必要な期間が経過したあと、添削された答案を受講者専用サイトからダウンロードすることが可能となります。
講師の個別指導が受けられるマネージメントオプションが付けられる※有料
マネージメントオプションは、アガルート講師による個別指導が受けられるサービスです。
個別指導の内容は、週1回60分の学習指導と答案作成、その人の状況に合った講義の進め方の管理やアドバイスを受けられます。自分の苦手分野に力を入れてくれたり、その都度質問に答えてくれるのはありがたいですね。↓
本日の #アガルート #マネージメントオプション は、 近藤 都史 講師 でした。
苦手な 民事訴訟法 を 私目線の事例で説明して頂き、都度都度、質問してしまったので、また延長して頂きました、、、。すいません。引き続き頑張ります🦾🦾🦾
— 行政書士とも@2022年予備試験❕ (@tomo39504) August 31, 2021
オンラインで指導を受けるか、アガルートのラウンジにて指導を受けるかのどちらかを選べます。
ラウンジは東京都内、横浜、京都、大阪など都市部にしかないのがデメリットですが、お住まいの近くや通学・通勤圏内にラウンジがある場合はラウンジ指導を選んでみてもいいでしょう。
ただ、講師の先生の指名はできないとのことなので、個別指導は毎回講師の先生が変わってしまうこともあります。マネージメントオプションをつけようとしている人は、その点だけは留意しておきましょう。
マネージメントオプションなしでも毎月1回オンラインカウンセリングが受けられる
マネージメントオプションは受講者から人気が高いサービスではあるものの、受講価格が大手予備校なみに高くなってしまうのがデメリットでもあります。
実は、マネージメントオプションなしで受講している人であっても、講師によるオンラインカウンセリングを月1回無料で受けることができます。(30分程度)
直接講師に質問したり学習状況についての悩みを相談したい人には心強いフォローサービスです。
また、カウンセリング以外にも、カリキュラムの進め方やよくある質問などを月1回動画で配信するホームルームも実施。ただ教材を送って、動画配信して終わりではない姿勢は好感が持てます。
受講者専用Facebookグループにて何回でも質問可能
学習を進めていくなかで、わからない部分が出てきたときは、受講者専用Facebookグループで講師に直接質問することができます。
質問には講師が答えてくれるのはもちろん、他の受講生の質疑応答を共有したり受講生同士議論をすることも。オンライン上ではあるものの、講師や受講生と切磋琢磨しながら学習を続けられるよう工夫されています。
質問回数は無制限で発言回数も制限がありません。うまく利用すれば受講者同士でつながることも可能です。
アガルート予備試験1年合格カリキュラムの口コミ&評判
アガルートの予備試験1年合格カリキュラムについての口コミや評判について調べてみたところ、会社員として働きながら、小さな子どもを育てながら、忙しいなかでも時間を作って一生懸命学習している人が多くみられました。
SNS上にあった受講者の生の声の中から、代表的なものをピックアップしてご紹介します。
アガルート予備試験講座の評判1・アガルートで予備試験合格できた!
アガルートの教材とスタディプラスという学習管理アプリを使用して合格を叶えた人のコメントがありました。このようなコメントをみると、自然と勇気づけられますね。
司法試験予備試験、最終合格しました!
アガルートの先生方はじめ、支えてくれた友人、家族、応援のリプくださった方や、スタディプラスでお世話になった方々、関わった全ての方に感謝したいです。
次の司法試験に向けて全力で頑張ります!
応援していただいて本当にありがとうございました!!— よん (@yonlawyer) February 8, 2021
アガルート予備試験講座の評判2・定期カウンセリングはモチベーション上がる!
一人で予備試験の学習をしていると、学習内容の多さにモチベーションが下がってしまうことも。
月1回の定期カウンセリングを受けることで、モチベーション維持にも効果があるとのコメントがありました。
マネージメントオプションをつけなくても定期カウンセリングを受けられるのはありがたいですね。
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アガルート予備試験1年合格カリキュラムの受講価格について
アガルートの予備試験1年合格カリキュラムの受講価格ですが、2022年度合格講座はフルカリキュラムが932,800円(税込)。ライトカリキュラム591,360円です。いっぽう、2023年度合格講座はライトやフルなどの区別はなく、714,560円(税込)で受講ができます。
マネーオプションをつける場合ですが、2022年度合格講座はライトカリキュラムのみつけることが可能で受講料は1,017,940円(税込)です。
2023年度合格講座でマネージメントオプションを付ける場合は、通信指導かラウンジ指導のどちらかを選択可能。通信指導が1,384,460円(税込)、ラウンジでの指導が1,865,710円(税込)となります。
完全オンライン講座であるスタディングには及びませんが、歴史のある大手予備校に比べると安い印象です。
初学者向けの予備試験合格講座を展開している通信制予備校で、アガルートの予備試験1年合格カリキュラムと教材内容がおおかた似ている講座の価格の比較表を作ってみましたので、ぜひ参考にご覧ください。
スクール・予備校名 | 受講価格 |
---|---|
アガルート | 591,360円〜 |
LEC | 1,062,870円〜 |
伊藤塾 | 1,148,000 円〜 |
資格スクエア | 877,800円〜 |
スタディング | 134,200円〜 |
アガルート予備試験1年合格カリキュラムの割引情報
アガルート予備試験1年合格カリキュラムでは、アガルートで他の講座を受講したことがある人や、特定の資格を取得している人、前年度の土地家屋調査士講座を合格した人適応される割引制度があります。
割引率や制度は以下のとおりです。
割引制度の名前 | 割引条件 | 割引される金額 |
---|---|---|
予備試験1年合格カリキュラムグループ割 | 3人以上同時に申し込むと受講料割引 | ・3名以上5名未満:10%OFF ・5名以上10名未満 ・15%OFF10名以上:20%OFF |
他資格試験合格者割引 | 行政書士試験・社会保険労務士試験(社労士試験)・弁理士試験・司法書士試験・公認会計士試験のいずれかに合格している人 | アガルートの講座を受講して左記の資格を取得した人は10%OFF |
他社スクールにて左記の資格を取得した人は5%OFF | ||
他校乗換割引制度 | アガルート以外の資格予備校や通信講座などで、初学者向けの講義を受講していた人。 | 10%OFF |
家族割引 | 家族がアガルートの有料講座を受講している人 | 5%OFF |
アガルート予備試験1年合格カリキュラムのデメリットと気を付けたいこと
価格が他社スクールにくらべてお手頃でありながら、大手予備校に引けを取らない教材内容や学習サービスで人気のアガルートですが、当然ながらデメリットだと感じる部分もありました。
ここからは、アガルートの予備試験1年合格カリキュラムを受講する前に、知っておいたほうがいいデメリット面についてご紹介します。
アガルート予備試験1年合格カリキュラムのデメリット1・合格時全額返金制度がない
アガルートの司法試験・予備試験関連の講座には、他の資格取得講座にあるような「合格者全額返金制度」はありません。
なので、他の資格とは異なりそれなりにコストがかかる点は否めません。
全額返金制度はありませんが、次の司法試験講座が20%引きになるという制度がありますので、予備試験に合格した暁には受講してみるといいでしょう。
アガルート予備試験1年合格カリキュラムのデメリット2・とにかくテキストの数が多い
予備試験1年合格カリキュラムでは、紙媒体のテキストを使用。テキストの数は全部で50を超えます。テキストを置く場所も確保しておかなくてはなりません。
すべてのテキストや問題集が一度に届くわけではありませんが、不定期に届くテキストの多さにげんなりしてしまうかもしれません。
アガルート予備試験1年合格カリキュラムのデメリット3・オンラインの学習環境はそこまで充実していない
予備試験1年合格カリキュラムのオンライン講義は、確かにわかりやすいのですが、テキストの量が膨大であることも関係しているのか、動画にはテキストのPDFが表示されません。
(他の資格講座では動画内にテキストPDFが表示されます)
なので、動画講義は外出先でも見ることができますが、外出先で学習する場合は、テキストは常に持ち歩く必要があります。
また、オンライン環境でできることは動画講義を見ることと、オンライン添削の答案提出と添削後の答案を受け取るくらいしかできません。
オンライン上でテキストを見たりノートを取ったり、スケジュール管理機能をすることは不可能です。オンライン機能を駆使して勉強したい人にはあまり向いているとは言えません。
アガルート予備試験1年合格カリキュラムがおすすめな人
アガルート予備試験1年合格カリキュラムは、紙媒体のテキストで時間をかけてじっくり学習に取り組みたい人や、大手予備校と同じレベルの講義をなるべく安い金額で受けたい人向きの通信講座です。
カウンセリングサービスも定期的に受けられるので、孤独に学習していくなかでモチベーションを維持できるかどうか不安に思っている人にもぴったりです。
アガルートの予備試験1年合格カリキュラムで、効率的に学習を重ねて予備試験合格を目指してみてはいかがでしょうか。